釣果のサイズを測るものとして、これまではアクリル板を貼りあわせた専用ケースを自作して使ってきました。けっこうラフな扱いをしていますが、強度対策が少しは効いているのか、まだ壊れるようなことは起きておりません。ただし、いつも腰回りにぶら下げていると岩などにぶつけることが多く、表面は次第に傷だらけになってきます。もう少し耐久性に優れたシンプルなものにしようかな…。
思い立ったが吉日、この週末に今シーズン用のゲージを自作してみました。ホームセンター等で用意した材料は以下の通りです。
- 硬質塩ビパイプ(肉薄のVU、呼び径75)
- 上記用のエンドキャップ
- 塩ビ用接着剤「トーエー接着剤」
- アサヒペン「プラスチック用プライマー」
- アサヒペン「水性多用途スプレー」(白)
- ロープ止めの金具
まず、ノコギリを使って、塩ビパイプから適当な長さを切り出します。尺上なんて管釣り以外で釣れたためしがないので、実用性とバランスを考えて28センチにしてみました(これでも、写真撮影ではゲージばかりが大きく目立つような気も…)。ちなみに、塩ビ用のノコギリってのもあるみたいですが、手元にあった金切りノコでやってみたら、思った以上にすんなり切れました。
続いて、切り出したパイプを、円柱軸方向に真っ二つに切断します。カットする線をサインペンで書いておいて、それに沿ってノコギリを地道にギーコギーコと引く作業。同様に、エンドキャップも真ん中から等分しておきます。カットしたパイプ材の両端に半円形のキャップを固定して、全体的にカマボコ型の本体に仕上げるわけですが、そんなに精度よく切断できているとは限らないので、バリ取りも兼ねて、あらためてベルトサンダーなどで形を整えます。
次なる作業は接着です。塩ビパイプ売り場に専用接着剤として「トーエー接着剤」ってのが置いてあったので素直に買ってみました。キャップをあけると、その裏にハケがついているので、こいつで貼り合わせる両面に接着剤を塗り、手で押さえ込んでくっつくのを待ちます。速乾性ゆえ固着するまで時間はかからず、あっという間に本体が出来上がりました。
このままでも良いのですが、ちょっと味気ないので、内面を塗装します。100番のペーパーをさっとかけた後、塗装したくない部分はマスクングテープで養生しておき、アサヒペンのプラスチック用プライマーを2回ほど吹き付けました。乾くのを待って、今度は水性多用途スプレー(白)を塗布します。さっとスプレー → 乾燥 → 軽くサンディング の作業を繰り返すこと4回で定着したようです。塗装の知識が浅いので、こんな組み合わせや手順で良いのか分かりませんが、とりあえず現状では問題なさそう…。
塗装が済んだ内面の左橋から10cm、20cmのところに油性サインペンで基準線を書き入れ、中央のやや下よりに28cmにカットしたメジャーを両面テープで貼り付けます。右端には、ロープ止めとして売っていた金具をナットで固定。これにて一連の作業はおしまいで、今季用ゲージの完成です!
いざ使ってみると改良すべき点が多々見つかりそうだけど、とりあえずは現場に持ちだしてみよっと。計測するに値する釣果に恵まれるかが、一番の問題ってところかな。