我々の間では、とびきり小さいのは別として、それなりの釣果に恵まれた際には誰かしらに現物を見せてからリリースするのが習慣化してます。柔らかく大きなネットに一時的にキープして流れに置いておき、近くで釣っている仲間を見つけると、「ま、こんな感じですわ」ってな具合。
第三者に披露すれば、釣れたことの揺るぎない証拠にもなるし、サイズによってはちょっとした優越感に浸れたり…。ま、釣り人としての成熟度が低いという話もありますが。
こんな用途に、前々からシマノの「本流ベルト BE-021E」ってのを使ってました。41×64×11cmのキープネットが付属した腰ベルトで、このネットだけをベストのポケットに突っ込んでいたのです。ところが、去年の秋にこいつを紛失してしまい、今シーズンは何も持たずに過ごして来ました。
フライに転向してからは魚信が途絶えがちで「無用の長物」だし、仮に釣れたら写真に納めればいいやという思いもありまして…。ってなことを言っていたら、周囲から「そんな守りの姿勢だから釣れないんじゃないの~?」とのご指摘を受けました。バシバシ釣って、次々にキープネットに入れて、鼻息荒く自慢して、どばーっとリリースせよ(あくまでお魚さんにダメージを与えない範囲で)との有り難きアドバイス。
そうか。攻めの姿勢が足んないのか。それじゃあ再び用意しましょうということで、まったく同じ製品を買い直しました。さて、これで準備万端。この週末は待望の一匹に巡り会えるのか。未熟なFFマンの苦悩は続きます。
ところで、何でそもそもキープネットを紛失したのかという顛末は、また別の機会に。