毎夜、就寝前にコツコツと編んでいた「網」がやっと完成しました。すでに仕上がっていた本体に括り付け、今シーズン用のランディングネットの完成です!
これまでは、買ったままの未着色の白いクレナモ糸で編み、すべて終わって形が整ってから染色していました。目を細かく編むのが苦手で、染色工程による「縮み」によって結果的に全体がぎゅっと締まるのを期待してのことです。でもこの場合、釣りの現場で使っているうちに糸の結び目がずれたりすると、染めきれていなかった白地が露出することが間々あり見苦しいのです。
なので今回は、最初に糸を染めてから編むことにしました。自作した2本の網針それぞれに80回ほど絡み付けた分量のクレナモ糸を用意。DYLON マルチの半量を使い、規定の用法に従って染色します。半分残したのは、編んでいる途中で染めムラに気が付いた場合に、後から染め直すため。ちなみに今回はチョイスしたのは「オリーブグリーン」です。
編み上がるまでに要したのは10日ほど。単調な作業の繰り返しは、忍耐力を必要とします。黙々と集中できる日もあれば、嫌気がさして投げ出してしまう日もあって、なかなか計画通りには進みません。それでも、ちょっとずつ形になってくるので、ゴールを見通せる後半ほどペースが上がったかな。目の大きさを揃えることに慣れてくると、手編みも結構楽しいもんだと思えるようにもなりました。予想通りに?染めムラが見つかったので、最後にもう一回染め直して一段落。
仕上がったランディングネットをあらためて眺めると…グリップ材とした竹に汚れ斑があったり、ヒートン穴がちょっとずれてたり、フレームの溝がややイビツだったりと、反省すべき点は多々あるものの、概ねイメージ通りのものが出来上がった気がします。1匹目を収めて“入魂”できるのは、いつのことか。ニヤつきながら現物を眺める怪しい人物を、家族は冷ややかに見ているのでした。
バンブーランデイングネット、ステキですね。最近見た中では、一番カッコイイ!販売してほしいです。